2006年 10月 06日
募金活動 |
鍋がおいしい季節、年末という言葉がここそこで聞かれるようになると、よく見かけるようになるのが道路工事と募金活動である。一見何の関係もなさそうだが、交通の妨げになっていること、結局はお金に関する活動であることがこの二つには共通している。
ある人が、恵まれない人達のために役に立ちたいと思うということは別に良い。そのために具体的な行動を起こすこともかまわないと思う。
しかし、その手段として何故 「見ず知らずの通行人からお金を取ろうとするのか?」 が、私には皆目わからないのである。
まず、金銭を得るためにはもっと効率がよく、現実的な方法がいくらでもある。要するに普通に働けばよいのだ。自己や募金団体の宣伝をしたいなら、背中に「奉仕労働中」とでも書いておけばよい。働き口がなければ、ボランティアという形で労働力そのものを提供するという方法もある。
確かに人によっては、健康上や能力上の理由から働くことが出来ないという場合もあるだろう。
この場合は、その人自身が「恵まれない人」であるような気もするが、それでもどうしても他人のために資金を得たいと思うなら、まず家族や親類、友人や同僚などを当たるべきだろう。
通りがかりの人に金品をせびるのは、「物乞い」「乞食行為」であり、常識的な倫理観からいって、やむにやまれない状況になって初めて行うものだからだ。
大体、「乞食行為」は法律で禁止されている。(軽犯罪法二十二条)
ここで、反論があるだろう。乞食行為なのではない、寄付を募っているのだと。
しかし、実際はどうだろう。人通りの多い通路の一部をふさぎ、数人で大声を張り上げる彼らのやり方である。何のつもりなのか子供などを引き連れているときもある。善意の募金を希望するならわざわざ大声をあげる必要はない、いや、そもそも人がいる必要もない。防犯対策を施した募金箱があれば事足りるのだ。
彼らは何故そんなに不遜なのか?もちろんそれは、彼らが「良いこと」をしているからだ。冷たい視線で一瞥して足早に通り過ぎる私のような人間は、「理解がない」「社会のことを考えていない」「利己的な」「冷たい」人間なのである。つまり、かれらには労働に見合う心理的効用があるのだ。
とは言っても一方ではビジネスとして募金活動を考えている人間も実際にいる。お金を集める効率を突き詰めていくと、とても怖い商売になるのだ。ネット時代にはこのような商売がどんどん増えていくのではないかと私は思っている。
冷たい冬の風物詩、募金活動と道路工事はわたしにとっては本当に寒い光景である。
ある人が、恵まれない人達のために役に立ちたいと思うということは別に良い。そのために具体的な行動を起こすこともかまわないと思う。
しかし、その手段として何故 「見ず知らずの通行人からお金を取ろうとするのか?」 が、私には皆目わからないのである。
まず、金銭を得るためにはもっと効率がよく、現実的な方法がいくらでもある。要するに普通に働けばよいのだ。自己や募金団体の宣伝をしたいなら、背中に「奉仕労働中」とでも書いておけばよい。働き口がなければ、ボランティアという形で労働力そのものを提供するという方法もある。
確かに人によっては、健康上や能力上の理由から働くことが出来ないという場合もあるだろう。
この場合は、その人自身が「恵まれない人」であるような気もするが、それでもどうしても他人のために資金を得たいと思うなら、まず家族や親類、友人や同僚などを当たるべきだろう。
通りがかりの人に金品をせびるのは、「物乞い」「乞食行為」であり、常識的な倫理観からいって、やむにやまれない状況になって初めて行うものだからだ。
大体、「乞食行為」は法律で禁止されている。(軽犯罪法二十二条)
ここで、反論があるだろう。乞食行為なのではない、寄付を募っているのだと。
しかし、実際はどうだろう。人通りの多い通路の一部をふさぎ、数人で大声を張り上げる彼らのやり方である。何のつもりなのか子供などを引き連れているときもある。善意の募金を希望するならわざわざ大声をあげる必要はない、いや、そもそも人がいる必要もない。防犯対策を施した募金箱があれば事足りるのだ。
彼らは何故そんなに不遜なのか?もちろんそれは、彼らが「良いこと」をしているからだ。冷たい視線で一瞥して足早に通り過ぎる私のような人間は、「理解がない」「社会のことを考えていない」「利己的な」「冷たい」人間なのである。つまり、かれらには労働に見合う心理的効用があるのだ。
とは言っても一方ではビジネスとして募金活動を考えている人間も実際にいる。お金を集める効率を突き詰めていくと、とても怖い商売になるのだ。ネット時代にはこのような商売がどんどん増えていくのではないかと私は思っている。
冷たい冬の風物詩、募金活動と道路工事はわたしにとっては本当に寒い光景である。
by mec666cem
| 2006-10-06 21:09
| その他