2006年 04月 10日
「モンパルナスの灯」 「モディリアーニ-真実の愛-」 |
「モンパルナスの灯」 1958年 仏国映画
「モディリアーニ-真実の愛-」 2004年 六ヶ国合作
エコール・ド・パリの画家モディリアニを主人公にした映画を2本見た。
いうまでもなくモディリアニは破滅型の芸術家の代名詞である。女、酒、薬、貧困、病気、孤独、暴力、才能、そして芸術・・・・みんなそろっている。
ロイヤルストレートフラッシュである。
「モンパルナスの灯」の方は悩める芸術青年モディリアニと、ひたむきな女性ジャンヌの純愛が主軸に描かれる。
ジャンヌを演じるアヌーク・エーメは恐ろしく美しい女優さんであるが、役柄の性格上面白みに欠ける。私としてはベアトリス役のリリー・パルマーのほうが好みだ。主演のジェラール・フィリップもずっと眉間に皺を寄せている演技でいまひとつ破滅的な魅力がない。
一方のアンディ・ガルシアの「モディリアーニ」であるが、こちらはピカソとモディの対立を軸に物語を構成している。
モンパルナスに集う他の画家の様子も描かれ、脚色が過ぎる気もするが娯楽作品として手が込んでいる。
モディもジャンヌも類型的な人物でなく、多少深みを感じる描き方で、私はこっちのほうが好きだ。
ところで写真を並べてみると、本人が一番「真面目な好青年」に見える(笑
「女」に関しては本人が欲しなくても寄って来たのかも知れない。
モジリア二の容貌に関しては南伸坊の「モンガイカンの美術館」を一読することをお勧めします。
「モディリアーニ-真実の愛-」 2004年 六ヶ国合作
エコール・ド・パリの画家モディリアニを主人公にした映画を2本見た。
いうまでもなくモディリアニは破滅型の芸術家の代名詞である。女、酒、薬、貧困、病気、孤独、暴力、才能、そして芸術・・・・みんなそろっている。
ロイヤルストレートフラッシュである。
「モンパルナスの灯」の方は悩める芸術青年モディリアニと、ひたむきな女性ジャンヌの純愛が主軸に描かれる。
ジャンヌを演じるアヌーク・エーメは恐ろしく美しい女優さんであるが、役柄の性格上面白みに欠ける。私としてはベアトリス役のリリー・パルマーのほうが好みだ。主演のジェラール・フィリップもずっと眉間に皺を寄せている演技でいまひとつ破滅的な魅力がない。
一方のアンディ・ガルシアの「モディリアーニ」であるが、こちらはピカソとモディの対立を軸に物語を構成している。
モンパルナスに集う他の画家の様子も描かれ、脚色が過ぎる気もするが娯楽作品として手が込んでいる。
モディもジャンヌも類型的な人物でなく、多少深みを感じる描き方で、私はこっちのほうが好きだ。
ところで写真を並べてみると、本人が一番「真面目な好青年」に見える(笑
「女」に関しては本人が欲しなくても寄って来たのかも知れない。
モジリア二の容貌に関しては南伸坊の「モンガイカンの美術館」を一読することをお勧めします。
by mec666cem
| 2006-04-10 20:27
| 映画・TV