2005年 10月 23日
化野念仏寺(あだしのねんぶつじ) |
化野念仏寺は浄土宗の寺院で、弘法大師空海が野ざらしとなっていた屍を五智山如来寺を建て弔ったのが創建とつたえられている。のちに法然上人が念仏道場に改め、浄土宗寺院念仏寺ととなった。小倉山の化野は古来より死者を風葬する地で、鳥辺山の煙とともに世の無常の象徴とされた。
現在の本堂と庫裏は正徳2年(1712年)に寂道和尚が再建したもので、境内には明治36年頃に近くから掘り出されたおよそ八千体の石仏、小石塔を集め、釈迦の説法になぞらえて如来像を中心にならべてある。8月23~24日の地蔵盆には、無数の石仏・石塔にろうそくを灯す幻想的な千灯供養が行われる。
無数にある小さな石仏は、顔がわからないほどに風化しており、仏と言うより頭蓋骨か骨そのものに見える。
江戸時代まではこのような石仏が無造作に積まれたり、埋められたりしていたのだという。その中にはの遺骨や遺体も混じって打ち捨ててあったのだろう。まさに地の果てのような、冥界との境を思わせる場所だったろう。
現在の本堂と庫裏は正徳2年(1712年)に寂道和尚が再建したもので、境内には明治36年頃に近くから掘り出されたおよそ八千体の石仏、小石塔を集め、釈迦の説法になぞらえて如来像を中心にならべてある。8月23~24日の地蔵盆には、無数の石仏・石塔にろうそくを灯す幻想的な千灯供養が行われる。
無数にある小さな石仏は、顔がわからないほどに風化しており、仏と言うより頭蓋骨か骨そのものに見える。
江戸時代まではこのような石仏が無造作に積まれたり、埋められたりしていたのだという。その中にはの遺骨や遺体も混じって打ち捨ててあったのだろう。まさに地の果てのような、冥界との境を思わせる場所だったろう。
by mec666cem
| 2005-10-23 10:32
| 仏閣・神社